目次
こんな人にオススメ!
本記事の内容
内容
仮想通貨のリスクについて解説。
仮想通貨のリスクに対する対応策を解説。
本記事を読むことによって…
学び
仮想通貨のリスクを理解することができます。
仮想通貨のリスクへの対策ができ、安全に仮想通貨を楽しむことができます。
仮想通貨を始める前に知っておくべき5つのリスク
仮想通貨に興味のある方は、世界的に見ても年々増加傾向にあります。
投資目的で購入してみたいという方、仮想通貨を使ってNFTアートを購入したいという方、仮想通貨を使ったゲームをプレイしてみたいという方等々…
仮想通貨には無限の可能性があるので、仮想通貨を始めることには賛成です!
しかし、始める前にやるべきことがあります。
それは、始める前にまずは仮想通貨にかかるリスクをしっかりと理解しましょう!ということです。
仮想通貨にも当然さまざまなリスクが存在します。
ですが、それらのリスクをきちんと理解し、しっかりと対策をすれば、怖がる必要はありません。
では、まず仮想通貨にはどんなリスクがあるのか見ていきましょう!
価格の変動が激しい
まず、1つ目のリスクですが、それは仮想通貨の価格の変動は激しいということが挙げられます。
仮想通貨も他の投資商品のように需要と供給の関係によって、大きな影響を受けます。
価格変動の有名な事例としては、2017年12月のいわゆる”仮想通貨バブル”が挙げられると思います。
2017年12月には、ビットコイン価格が1BTC=200万円まで高騰したものの、わずか3か月で100万円を割り込みました。
仮想通貨は株などの他の金融商品よりも価格がより大きく乱高下しているという事実に目を向け、この価格変動リスクには十分注意しましょう。
詐欺や勧誘がある
2つ目のリスクとしては、詐欺や勧誘があるということが挙げられます。
仮想通貨に限った話ではないですが、ラクして儲けたいと考えている人をだまそうとする人たちも世の中にはいます。
仮想通貨関連の詐欺や勧誘に関しては、金融庁などの政府機関からも注意勧告がなされています。
独立行政法人国民生活センターによると、2021年の仮想通貨トラブルの相談件数は4,662件となっており、2020年の3,344件よりも増加していることがわかります。
仮想通貨を始めると、いろいろな人が近づいてきますが、少しでも違和感を感じたら、その人とは距離を置きましょう。
仮想通貨詐欺については、以下の記事で解説していますので、気になる方はチェックしてください。
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【WARNNING】仮想通貨詐欺の実態や手口について|対策と相談窓口についても解説
ハッキングされるリスクがある
3つ目のリスクとしては、ハッキングの被害にあう可能性があるということが挙げられます。
現に仮想通貨は世界中から注目を集めており、かつ、発展途上な分野であるため、ハッキングのターゲットになりやすいです。
有名な事例としては、2016年に仮想通貨(暗号資産)取引所がハッキングされ、盗まれた数十億ドル相当の仮想通貨をマネーロンダリング(資金洗浄)しようとした疑いで、夫婦が逮捕されたというニュースが2022年2月にありましたね。
システムの脆弱性を利用し、利用者の資産を奪おうと考えている人も存在するということを認識し、ハッキングの被害にあわないように自分でどういう対策ができるのか知ることが大切です。
操作ミスのリスクがある
4つ目のリスクとしては、操作ミスのリスクがあるということが挙げられます。
よくある事例が、仮想通貨を取引所の口座から仮想通貨用のウォレットへ送金する際に、ウォレットアドレス¹を入力する必要があるのですが、そのアドレスの入力を間違ったまま送金してしまうと、送金分の資金がなくなってしまうことがあります。
操作一つで資産を失ったなんてことにはならないように、仮想通貨を扱う際の操作には十分注意しましょう。
メモ
¹ ウォレットアドレスとは…
銀行でいうところの「口座番号」のようなもの。英数字の羅列から構成されている。
確定申告漏れのリスクがある
5つ目のリスクとしては、確定申告漏れのリスクがあるということです。
個人であろうが、法人であろうが、仮想通貨で利益を出したのなら、その分について適切に確定申告をし、当該利益にかかる税金を納める必要があります。
申告漏れ(脱税)が発生した場合、罰金や懲役刑など重たい罪として罰せられます。
最近の事例として、仮想通貨同士の交換にかかる申告をしていなかったために、2億円以上の追徴課税を受けた人がニュースで取り上げられ、話題となりました。
SNS上では、税金に関する誤った情報が流れていたりするので、必ず国税庁のホームページなどの一次情報から正しい知識を学びましょう!
仮想通貨を安全に楽しむための6つの対応策
ここまで、仮想通貨にかかるリスクについて解説してきました。
リスクに対する理解を深めたうえで、次は自分がそれらのリスクを回避するためにはどういう行動をすればいいのか、何に気を付ければいいのかを解説していきます。
しっかりとリスクに対する対策をしたうえで、仮想通貨を楽しみましょう!
必要最低限の基礎学習はしておく
まず、1つ目の対策としては、必要最低限の基礎学習はするべきであるということが挙げられます。
上記で述べた通り、ある程度の知識がないと、巨額の損失を被ったり、詐欺師に騙されたりする可能性は十分に考えられます。
具体的には、仮想通貨やブロックチェーンとは何か、どんなことができ、どんな時に手数料がかかるのか、また、どんな詐欺や勧誘、ハッキングが横行しているのか等を正しく学んだうえで仮想通貨を触ってみましょう!
余剰資金で始める
2つ目の対策としては、余剰資金で仮想通貨を楽しむということが挙げられます。
いきなり大きく資金を投入したり、レバレッジ取引をしてしまうと、かえって大損してしまうことが考えられます。
初めから大きく資金を投入してしまうと、絶対に利益を出さないとと短期的な思考になってしまうからです。
慣れないうちは、最悪失っても困らない資金で始めるべきです!
² ドル・コスト平均法とは…
価格が変動する商品に対して「常に一定金額を、定期的」に購入する方法です。投資金額を一定にすることで、価格が低いときには購入量(口数)が多く、価格が高いときには購入量(口数)が少なくなり、平均購入単価を抑えることが期待できます。
有名な取引所で取引を行う
3つ目の対策としては、仮想通貨の取引をする際は、有名な取引所で行うということが挙げられます。
国により承認されていない取引所を利用することは当然上述したリスクが高いということを覚えておいてください。
国により承認されている取引所や企業を具体的に参照したい場合は、以下の金融庁のHPより確認してみてください。
参照
セキュリティ対策を徹底する
4つ目の対策としては、セキュリティ対策を徹底することが挙げられます。
これにより、ハッキングされるリスクを低減することができるためです。
具体的には、
- パスワードを設定する際には、複雑なものを設定する。
- パスワードを再利用しない。
- 二段階認証を設定する。
などが挙げられます。
何かあってからでは遅いので、始めるタイミングでしっかりと自分でできる対策はしておきましょう!
資金の管理・保管を徹底する
5つ目の対策としては、仮想通貨の管理・保管を徹底することが挙げられます。
これを怠ると、資産を失ってしまう恐れがあったり、重要な情報が他者に漏れることによって、資産を奪われたりする恐れがあります。
設定したパスワードや秘密鍵の管理はくれぐれも注意しましょう。
不明なデータやリンクは開かない
6つ目の対策としては、不明なデータやリンクは開かないということが挙げられます。
知らない人から送られてきたデータやリンク先をクリックするだけで、ご自身の使っているデバイスが悪質なマルウェアに感染することもあります。
また、よく見ると、URLが公式のものと異なっている偽サイトなども横行しています。
届出人不明や怪しい届人のメールやデータは絶対に開かない。そして、サイトを開く際に、URLに間違いがないか確認するなどをして、被害を被らないようにしましょう!
まとめ|リスクを知った上で、まずは口座を開いてみよう!
仮想通貨のリスクとその対策についてもう一度おさらいすると以下の通りです。
仮想通貨のリスク
価格の変動が激しい
詐欺や勧誘がある
ハッキングされるリスクがある
操作ミスのリスクがある
確定申告漏れのリスクがある
リスクへの対策
必要最低限の基礎学習はしておく
余剰資金で始める
有名な取引所で取引を行う
セキュリティ対策を徹底する
資金の管理・保管を徹底する
不明なデータやリンクは開かない
再三述べますが、上記のリスクとその対策は、これから仮想通貨を始める方にとってはかなり重要なことですので、絶対に覚えておいてください。
上記を理解しましたら、実際に仮想通貨取引所の口座を開設してみましょう!